2.エイジングに関する検査

人間ドックは病気を早期発見し、早期に治療するためのものですが、エイジングケアは体の弱点や老化度を調べることで
病気になる前に効果的に予防し、健康と若々しさを保つことを目的としています。
生活習慣などを改善することで、病気が発症する可能性を軽減することができます。
今や、病気になってからたくさんの治療費と時間をかけるのではなく、未病状態を検知し、楽しく元気に健康維持する時代です。
自分への健康投資は、病気になる前からすることが重要なのです。

テロメアチェック [唾液検査]

細胞が分裂増殖するには自身のDNAを複製する必要がありますが、DNAの両端(テロメアと呼ばれる領域)は完全には複製されず、徐々に失われていきます。
このテロメアの短縮が限界に達するとDNAの複製は停止し、細胞は分裂することができずに老化していきます。
そのため、テロメアの長さは、細胞の老化や生物 学的な老化を反映する指標と考えられています。
ただし、テロメアの短縮は生活環境等に影響されるため、一律ではありません。
テロメアチェックでは、ご自身 のテロメア長から、健康寿命を判定することができます。
ご自身の生活習慣が、どれほど健康寿命に影響を与えているかを知りたい方には、お勧めの検査法です。

サーチュインチェック [血液検査]

サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるとされています。
つまり、サーチュイン遺伝子の発現量はアンチエイジングの指標となり得ます。
ただし、この遺伝子は、普段はOFFの状態で活動が停止していて、カロリー制限やウォーキングなどの運動によって活性化されます。
サーチュインチェックでは、ご自身のサーチュイン発現量から健康長寿を判定することができます。
ご自身の生活習慣が、どれほど健康長寿に作用しているかを知りたい方には、お勧めの検査法です。

※当施設では、エイジングケアに、テロメアチェックとサーチュインチェックの両方の検査を行うことをお勧めします