3.がんに関する検査
血液検査でがん関連遺伝子の過剰発生や差異を調べ、がんが発生しやすい状況になっていないか、
また実際にがんが発生しているかどうかのリスク値を評価します。
がんの発生を予防したい・生活が不規則でストレス過多、自身の免疫力低下・自分が現在がんにかかりやすい状況になっていないかを
知りたいという方には是非ともお勧めです。
検査の結果、リスクが高い場合には、早期に対策を講じることが重要です。
がんの存在が疑われる方には、追加の画像検査等を実施し、適切な治療方針を提案いたします。
画像検査等でがんが同定できない場合も、予防医療としての「がん遺伝子治療」を当院でご用意しております。
なお、こちらの検査は単独でも受診可能です。
マイクロRNA(miRNA)検査 [血液検査]
多くのがんは、もともとヒトの遺伝子に備わっているがん抑制遺伝子の働きを抑えることで増殖しますが、各種のがんに特異的に発現するmiRNAの中には、その
機能を有しているものがあります。
つまり、そうしたmiRNAの発現量を測定することで、まだCT検査等の画像では捕らえられない、潜在的ながんの発症リスクを
判定することができます。
また、miRNAの発現量は環境因子の影響を受けて変わりますので、定期的に検査を行うことで、がん発症のリスク予防にも役立ちます。
※判定可能ながんの種類は次のとおりです。
大腸がん、胃がん、食道がん、乳がん、卵巣がん(女性のみ)、前立腺がん(男性のみ)、肺がん、膵臓がん、胆道がん、肝臓がん、膀胱がん、リンパ腫、白血病、脳腫瘍
各ドックには標準でmiRNA検査が含まれていますが、がんの対象数が異なります。
選択したいがんの種類が決まっている場合にはお申し出ください。
また、がんの種類が決められない方は医師にお尋ねください。
適切にアドバイスいたします。
◇プレミアムドック・・・・・3種類まで選択できます。
◇エグゼクティブドック・・・5種類まで選択できます。
◇プレジデントドック・・・・上記のがんをすべて判定しますので選択は不要です。
プレミアム/エグゼクティブドックの方でがんの種類を増やしたい場合には、お申し出ください。
対応いたします(追加費用あり)。
ALAがんリスク検査 [尿検査]
ALA(アラ)とは天然のアミノ酸の一種です。このALAを服用してがん細胞に取り込まれると、正常細胞では生じない代謝物が尿に排出されますので、
体内にが
んがあるかどうかを簡便に判定することができます。
がんの種類までは特定できませんが、発症頻度が非常に稀ながんや、原発臓器が不明ながんが存在する場合には、その検出に役に立つことが期待できます。